焼肉需要拡大への新メニューMDing技術

牛バラ肉需要増加の背景

ショートプレート
表面脂肪は多いが、甘味と甘味に優れ、安いカルビ焼肉を提供できる。スライサーで商品化でき、作業性が良い。
バラ肉には「チャックリブ、ボンレスショートリブ」をはじめとする”焼肉商材”と「ショートプレート」を主力とする”牛肉・スライス商材”とがある。

最近のバラ肉需要は、量販店よりもむしろ外食チェーン、CVSの弁当等に拡大しており、低価格のバラ肉を活用している外食の好況ぶりが目立っている。

また、昨年の7000億円規模となった外食の焼肉チェーンのバラ肉の活用の増加は今年になっても続いている。

従来のスライス材として活用していたショートプレートを焼肉材としてスペック化し、1人前390円くらいの価格でカルビ焼を提供し、これに消費者が飛びついたといえる。
ショートプレートを

  • カルビプレート
  • スーパーパストラミ
  • ショートアイプレート
  • オベントウプレート
  • BBQプレート」
などにスペックを進化させて活用し、ボンレスショートリブ・チャックリブよりも安いカルビ焼材をショートリブから作ったのである。

スーパーパストラミ
ショートプレートの本芯だけの部分であるが、左右の形が違い、一口サイズにすると均一に商品化できないので注意。

チョキチョキカルビ
大きなカルビを焼いて、ハサミでチョキ・チョキ一口サイズに切って食べる。右がショートプレート、左がスーパーパストラミ。
景気低迷の中で食肉需要が全体的に価格の安いものへと移行しており、量販店のボンレスショートリブ・チャックリブよりは、価格の安い外食の「ショートリブからのカルビ材」の方向に消費者が働いているといえる。

そこで、もう一度ショートリブからの焼肉の商品化を考察し、”中落ちカルビ”などの新しいネーミングで需要が伸びている「リブフィンガーミート」の新しい商品作りにチャレンジしてもらいたい。
     


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