牛スライス肉の活用方法
プルコギ健康焼肉

プルコギの商品化のポイント
プルコギの商品化のポイントは
■(少し霜降りの入った)スライス肉
■食べやすく刻んだ野菜
■果汁たっぷりのたれ

である。
まず、スライス肉は適度に霜降りのある「カタロース・ウデ」などが適している。

プルコギは、鍋の上でタレや肉汁・野菜汁がたまって蒸気化し、それがまた肉を柔かくするもので、モモ肉でもおいしく食べられるが、モモ肉を使用する場合は、カタロースの場合より肉を10%程多くする方が食べやすい。

いっしょに焼く野菜には、食感と香りを出すために、水分を良く切ったネギは欠かせない。他に甘みを出す玉ねぎや、ニラ・モヤシなど各種いろいろな組み合わせがある。外食店と違って、セルフで販売する場合は、肉と混ぜて肉の変色を起こさせないという条件で考えると、「ネギ・青ネギ・ニラ・ニンジン・赤ピーマン・ピーマン・玉ねぎ」の組み合わせが良いと思われる。
プルコギ外食店で用いている野菜の種類について
(都内での調査)
店の名前 野菜の種類
いなかや えのき、春菊、赤ピーマン、ピーマン、シイタケ、ネギ
多利 赤ピーマン、玉ねぎ、春菊、えのき、にら
明洞 にら、ニンジン、キャベツ
ぷるこぎ亭 玉ねぎ、ピーマン、ニンジン
ソウルハウス ニンニク、青唐辛子、玉ねぎ、ピーマン、ニンジン
巨牛荘三番町店 青ネギ
ハレルヤ 玉ねぎ、青ネギ、えのき
故郷 玉ねぎ、シイタケ赤ピーマン、ピーマン、ニンジン
千の家 ネギ、青ネギ
三清苑 赤ピーマン、ピーマン、ニンジン、しめじ、ネギ
千栄 ピーマン、ニンジン、玉ねぎ、青ネギ
野菜の刻み方のポイントは、肉とまるめて食べやすい形状ということ。シラガネギのように細長く刻むことがポイントで、通常の日本式の焼肉に用いる野菜のカットとは変えなければならない。

タレは、通常の焼肉のタレだと野菜が多いので、多くのタレを吸収するため焼き上がったときに醤油辛くなってしまう。そこで、果汁を焼肉のタレにプラスするか、果汁のたくさん入ったタレを用いることがポイントである。

果汁は、「洋梨」がベストであるがリンゴもよい。できれば、「フジ・サンフジ」が甘みがあり、すっぱさが控えめで、これを果肉ごとすりおろしして用いることでタレまろやかでおいしくなる。

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