近未来食品SM出現

精肉ＰＢでの独自化と利便性の魅力ある売り場作り

サミット東中野店では、畜肉のPB化を進め、独自化と利益を確保し、相場高に対応するために、「希少部位焼き肉」・「部位組み合わせのセット販売」、新しいカテゴリーとして「牛タン、イベリコ豚、ラム・羊肉」の専用コーナーの設置している。「ローストビーフ」などの即食に対応したミートデリカの充実。「すぐウマ」などの簡便コーナーの充実。大量パック・少量パックなど、量目を踏まえ、環境に配慮した、「ノントレイ」での袋詰め販売など、サミットのこの店舗を始め、食品スーパーの精肉売り場は、この数年で、多様な進化を遂げている。 売り場は、多段ケース107尺と、特設台になる6尺の平ケースで構成されており、3尺、4尺ごとにコーナー化され、見やすい売り場になっている。

牛肉は、「若葉苑」のコンセプトで、焼き肉を、希少部位の単品、仙台和牛部位別焼き肉、焼肉セット、牛タンコーナー、プルコギと内臓焼肉で展開し、最終のコーナーに、4尺の「ラム専用コーナー」を設けている。
米国産「牛タン焼き肉用　100g494円」や、ＮＺ産のチルドラムで、「ラムロースステーキ100g294円」や「ラムカタスライス　100g170円」は、畜産物相場の全面高の中では比較的消費者が受け入れてくれる価格帯を狙ってのコーナー化といえる。

豚肉も「六白黒豚」、「イベリコ豚　肩ローススライス　100g294円」なども、新しいアイテムでの消費の潜在需要の掘り起こしをしている。

鶏肉コーナーでは、　特筆すべきは、環境への取り組みとして、鶏肉・豚肉の「ノントレイ」の「袋詰め」パックを15尺にわたって展開していること。首都圏では、オーケーストアーなどが積極的に展開しているが、サミット東中野店では、鶏肉の殆どを「ノントレイ」にしていることが特徴的である。

「ノントレイ」の方法は、透明のセロファンに、肉を置き、2つに折りたたみ、3方をパックシーラーの熱でくっつけたもので、これだと、袋にいれるよりも、綺麗に、早く仕上がる。コストも安く、ごみも少ないという利点がある。

簡便性コーナーとして「すぐウマ！」のテーマで、「焼くだけ」もうひと手間でうちのおかず「簡単おかず」6尺と、「温めるだけ」レンジアップも料理のうち「調理すみおかず」6尺、「そのまま」お皿にうつせば立派な一品「おつまみ・オードブル」4尺のコーナーを設けている

加工肉は、22尺で、「生ハム」などのアイテムを充実させ、「グリルキッチンコーナー」では、精肉で販売している原料で調理したものを販売している。