盆商戦　販促研究

疲労回復！豚ロースフェア

【販促のタイミング】
販促期間：    8月1日～9日（盆商戦前まで）
食シーン：    昼食、夕食
ターゲット： ファミリー
クロス販売： 生姜焼きのたれ、塩コショウ、トンテキのたれ

【売込みアイテム】

【重点商材】

国産豚肉ロース生姜焼き用網目カット100ｇ248円

【概要】
8月に入ると子供が一日中家におり、晩御飯だけでなく昼食の準備などもしなくてはならない。その分、いつもよりも簡単に仕上がるメニュー提案が重要なカギとなる。
さらに、”夏バテ防止！ビタミンＢ１補給”という謳い文句で売場作りをすることで、精肉の売上が強化される。
夏の定番メニューとしては、焼きそばやカレーなどで豚切落し肉を量販することが多いが、十分な利益と売上を確保するには、豚ロース、肩ロースを売込むことがポイントとなる。
メニュー提案では「生姜焼き、カツレツ、ソテー、冷しゃぶ」など夏のメニューを打出した売場作りを行う。

さらにソテーや生姜焼き用として、見た目の違う「網ロース」をアイキャッチ商品として展開すると、面白い売場作りとなる。網ロースで生姜焼きに調理すると、生姜焼きのたれがよく絡み美味しく仕上がる。商品化は1㎝厚にカットした豚ロースの表と裏側の両方の3分の2までスリットを互い違いに入れるとよい。等間隔にスリットを入れると美しい商品化となる。

『焼鳥の日！おうちで焼鳥屋さん』

【販促のタイミング】
販促期間：    8月10日
食シーン：    夕食
ターゲット： 子供の大きなファミリー
クロス販売： 焼鳥のたれ、うずらの卵、岩塩、柚子胡椒

【売込みアイテム】

【重点商材】

国産鶏肉ふんわり生つくね　9個180ｇ298円

【概要】
10日は焼鳥を売り込む。ミート惣菜を含めて注目を集めているのが、生の鶏肉を使った焼鳥串。オリジナルブランドの銘柄鶏を使った生焼鳥串を提案することで、付加価値が付けられるだけでなく競合店の焼鳥串と差別化が出来るようになる。
地鶏を商品化すると、それだけで高い印象となるが、銘柄ブランドのものを、ボリューム感のあるように「串」にさすことで割安感のある生焼鳥串になる。
また、生の「焼鳥串」はフライパンでも岩塩で焼くと、居酒屋で食べる焼鳥とは比べ物にならないほど美味しく仕上がる。
「モモ串」だけではなく、「ネギマ串、ムネ串、キモ串」などを作ることで、利益確保も可能となる。
特に副産物やムネなどは利益商材。ムネ肉は皮面を外側に巻いて、ジューシーに仕上がるムネ串として提案する。
「つくね串」の代わりに、鶏生だんごをつくね用として提案。冬場に鍋用の生だんごを販売していたものを、継続して焼鳥と共に販売する。
うずらの卵を関連販売して、生だんごを卵に付けて食べる提案をするとさらに美味しさがアップする。
ミート惣菜がある店舗では、ミート惣菜で焼きたて焼鳥串を提案する。焼き上げたばかりの香ばしい焼鳥串は、晩御飯が決まっている家庭でも衝動買いで購入に至るケースが多い。

バーベキューでチョキチョキカルビ

【販促のタイミング】
販促期間：    夏休み期間中
食シーン：    アウトドア、おうちで焼肉
ターゲット： グループ、ファミリー
クロス販売： 焼肉のたれ、塩コショウ【売込みアイテム】

【重点商材】

米国産牛骨付きカルビ焼肉用（解凍）100ｇ258円

【概要】
バーベキューの普及によりブロック肉や骨付き肉の需要が格段に増えている。
年間で最も焼肉アイテム拡大の時期。
「骨付き肉」では「冷凍牛骨付きカルビ」や「韓国風骨付きカルビ、豚スペアリブ」に加えて、「鶏中抜き」も人気アイテム。
「牛骨付き肉」は焼肉にも使えるので必須のアイテムとなっている。
解凍で販売する場合はドリップや肉色にも気を付けて販売する。骨付き関連に加えて、単品焼肉やセット焼肉なども品揃えを充実させるとよい。
解凍した骨付きカルビは半日売場で販売すると解凍され退色が始まる。この時点で販売力が一気に落ちることに加えて売場の鮮度感がなくなるため、もみ込みダレ焼肉用に商品を変更して販売するとよい。
焼肉セットは３～４アイテムが入っているものが買いやすい。
中に一品豚肉か鶏肉を入れて値入率をアップさせるとともに焼肉アイテムの箸休め的位置づけ商品として訴求する。
この夏の余剰部位としては、牛チャックアイが予想されるので、肩ロース焼肉用やブロックなども利益商材として投入できる。

『相場高でも売上快調！盆商戦』

【販促のタイミング】
販促期間：    盆商戦
食シーン：    夕食
ターゲット： 親族
クロス販売： 焼肉のたれ、ステーキソース、塩コショウ、岩塩【売込みアイテム】

【重点商材】

Ａ４黒毛和牛シンタマミニステーキ用

【概要】
和牛、国産牛の相場が高く無理に高級部位を仕入れて販売すると利益が圧迫する。
そのため、焼き商材はバラ系に加えて「ウチモモ、シンタマ」を使用する。
和牛4等級、5等級であれば和牛のロースやサーロインに劣らないサシが入っているため上手く利用する。高級部位の位置づけで肩ロースを使用し、シンタマは希少部位として、「シンシン」や「カメノコウ、トモサンカク」などの小割り部位名の記載、4等級などのグレード表示が重要なカギとなる。
輸入牛では焼き商材の品薄状態が予想される。
そのため、量販アイテムとしてはクロッドやシルバーサイドを使用する。
グレードはＵＳではプライム、豪州ではアンガスなどサシが入っているグレードを使用する。
焼き商材メニューとしては、「焼きしゃぶ用」提案など切落しではなくメニューの工夫をして展開する。輸入牛のモモ肩系は切落しの安物の印象から綺麗に商品化して利益商材へ売り手の認識を切り替えることがポイントとなる。
相場が上がっている為、和牛だけなどのこだわりだけでなく、輸入牛も上手く活用して売上と利益を確保したい。