ゴールデンウィーク 平成最後の焼肉フェア

平成最後のゴールデンウィークでもあるため、平成最後の大売出しをどの企業も開催することが予想される。
特に売上につなげるためには、連休を見越した、焼肉・BBQ需要をしっかりと捕らえた商品作りが重要となる。


カナダ産豚ポークステーキ用 148円/100g

豚肉肩ロースを使用した味付けジャンボステーキをBBQ・焼肉アイテムとして提案する。牛肉肩ロースでジャンボステーキの訴求を行うよりも価格的にも安く、家庭でも気軽に購入できるアイテムとなる。
豚肩ロースを5mm厚で側面からスライスすると、大きな判がとれ、1枚約150gになるので、価格帯も400円程度に抑えることが出来る。
夕食のメインメニューとしても楽しめる。味付けはガーリックペッパーや焼肉揉み込みダレだけではなく、生姜焼きのたれなどをつけた、ジンジャーステーキでも提案できる。
利器確保を重視するのであれば、「ピクニックショルダー」で、製造するのも面白い。利益は2割上がるからだ。

国産豚肉スペアリブブロック 148円/100g

夏はBBQ商材、冬は煮込み商材として、年間通して豚スペアリブの需要が伸びている。骨でカットした定番のスペアリブではなく、ブロックで販売すると迫力が出る。ポイントは骨の部分に包丁で切れ込みを入れておくことで、加熱調理したあとに骨と肉が分離しやすくリピートにつながる。
一口サイズに、短くカットし食べやすく提供する。

ニュージーランド産生ラム肩焼肉用 198円/100g

4月29日の「羊肉の日」には必須のラム肉は、アウトドアジンギスカンでも人気のアイテムとなる。
ラムショルダーをロール状にして半凍結させ2mmでスライスすると見栄えが良い。
調理方法はアウトドアで網焼きにすると、肉が引っ付きやすいので、鉄板焼きで野菜の上に乗せて蒸し焼きがお勧めである。家庭では、蒸ししゃぶや冷しゃぶ提案がポイントとなる。
関連販売でジンギスカンのタレを用意しておく。

アメリカ産牛味付けシマチョウ焼肉用 168円/100g

近年、伸びてきている商材。
ポーションカットも開発が進み、現場で使いやすい状態で輸入されている。
焼肉では必須の内臓であるが、シマチョウはなくてはならないアイテムとなっている。
米国産内臓は以前は脂肪が少なく、あまり日本人好みではなかったが、最近のホルモンブームによって輸入物も改良が進み、脂肪がたくさん乗った美味しい商品が増えている。
焼肉の揉み込みダレを絡めて提案する。

祝!新元号お祝いメニュー

和牛焼肉3点盛り 1580円

新元号に合わせた5月1日にお祝いメニューとして、和牛の焼肉セットを販売する。
希少部位を3点盛り合わせにして、折箱に入れて販売することで高級感が出る。
80g×3アイテムを1580円で販売すると、100gあたり680円となる。部位はランプ、シンタマとトモバラを組み合わせて、赤身2種+バラの見た目の綺麗な組み合わせで商品化する。
「希少部位セット」などのバリエーションでも攻めてみたい。

国産交雑牛ランプステーキ用 498円/100g

ハレ型メニューの定番でもあり、BBQ商材でもステーキは欠かせないアイテム。
ジャンボステーキでインパクトと価格メリットを出すために、交雑牛ランプを使用する。
小割りせずにそのままカットするとダイナミックで売場映えする商品となる。
厚みを出したい場合は、小割してランボソ、ランで商品化する。
「赤身で美味しい」で、訴求したい

スペイン産イベリコ豚肩ロース冷しゃぶ用 298円/100g

イベリコ豚は脂肪が美味しいことは言うまでもないが、味付けが濃いメニュー提案ではイベリコの強みが生かせない。
美味しく調理するために、蒸ししゃぶや冷しゃぶで脂肪の旨みを生かした調理を提案する。野菜と一緒に食べることで、野菜も美味しく食べることが出来、女性にも受け入れられやすい商品となる。
価格帯は200g以内に設定することで600円未満に抑えることが出来る。
イベリコのトントロ、バラ肉などもバリエーションとして販売する。もちろん「イベリコバラ・トントロ・肩ロース」の3点焼肉セットも面白い。

お肉屋さんのご馳走オードブルセット 1000円

お祝いメニューでミートオードブルを展開する。
肉系の冷惣菜は、ワインや日本酒と相性がよく食が進む。
ローストビーフ、ローストポーク、あい鴨スモークパストラミ、ミスジローストビーフを盛り合わせる。ポイントはミスジを使用したローストビーフ。
競合店のチーフも食べたくなるようなアイテムが入っていることで、他社との優位性を出す。

超大型10連休を生かす

10連休の前半は、平成最後の大売出し「焼肉フェア」を実施し、新元号に変わる5月1日からはお祝いムードのハレ型メニューの展開を行う。
大型連休のため、海外旅行をする家族も多いが、小旅行を兼ねてバーベキューなどを楽しむ需要も高いため、売場は焼肉・バーベキュー食材をそろえると良い。
最近は、お肉持込の室内バーベキュースペースも多く、夏冬問わずバーベキューが楽しめるようになってきている。
近隣のバーベキュー場やバーベキュースペースなどの情報は常に更新しておく必要がある。
新元号に変わる5月1日は、新しい天皇陛下のお言葉などTVで特番が組まれ、お酒で祝いながら祝日をすごすことを想定したオードブル、ハレ型メニューを展開する。
家庭で楽しむ食事は、和牛だけでなく交雑牛なども使用した焼肉やステーキ、豚肉でもちょっといいもので黒豚やイベリコ豚などを提案していく。